「わかろうとはおもっているけど」

贅沢貧乏『わかろうとはおもっているけど』

作・演出:山田由梨
出演:島田桃子 山本雅幸 田島ゆみか 大竹このみ 青山祥子

“よりよく生きるために、女は男を食べるかもしれない。すいません、いただきます。”

最近、人間の男と女について考えている。
人間はいつの間にか動物からかなり遠い存在になってしまった。
そしてもうそれは逆戻りすることはないと思う。
動物界では、オスとメスは”平等”なのだろうか。
人間界における、男女の”平等”とはなんなのか。
同じ権利を持つこと?
ちょっと待って、”平等”について考える前に、
男女は思っているよりももっと違う生き物なのかもしれない。
じゃあ、違う生き物同士は対話をしてわかりあえるのだろうか。
人間とサイは分かり合えそうか?
それはそうと、カマキリのメスは交尾中にオスを食べて栄養にするらしい。
そこに対話はありそうだろうか。
「僕を食べて、丈夫な子供を育てておくれ。」
「栄養にするから、食べていい?」
いやいやいや、戦争になるかも。戦争はしたくないなあ。

公演日程:
【YOKOHAMA】[TPAM2019 フリンジ参加作品]
2019年2月13日〜2月17日 BUKATSUDO HALL
【TOKYO】
2019年2月27日〜3月3日 VACANT

スタッフ
翻訳:クリス・グレゴリー
アートディレクション:鈴木友唯
音楽・音響:金光佑実
衣装:山口大樹
ヘアメイク:藤本希
美術助手:櫻井南
舞台監督:河村竜也
舞台監督補:陳彦君
プロジェクション:岸本智也
照明協力:中山奈美
制作:堀朝美
協力:アプレ、アミューズ、スカイ不動産、青年団、レトル、六尺堂、ロロ、DRAWING AND MANUAL、VACANT
企画製作・主催:(社)贅沢貧乏